自分は伝説のサプル王家の末裔である、という根拠のない言い伝えを信じて旅を続け、
ついには新生サプル王国を興すところまでこぎつけてしまった、幸運な男。
なかなかの美男子で、女性に好かれる身のこなしと言葉遣いが、その力の源となった。
性格のまったく違う三人の姫と結婚し、現在では6割方復活したサプル城に住んでいる。
もともと放浪の平民であったので、このほうが楽だから、と、今でもカジュアルな平民服を着ている。
誠意ある態度で人と話すが、実際のところ根はいい加減。けれども、サプル再興の志だけは強く気高い。
エアとの交流の結果、なごやかな貴族の喋り方を身に付け、
ジャンヌとの交流の結果、多少の剣術と毅然とした態度を身に付け、
トトとの交流の結果、多少の魔術と叡智を求める者の姿勢を見につけた。
このため王子は、前作に比べて幾分頼もしくなっている。
だがそれでも、落ち込んだ時にはリーナに慰めてもらう、弱い一面はなくなりそうにない。
もっとも、立ち直りが早いという長所も、この王子は持ち合わせている。